結界石(読み)けっかいせき

精選版 日本国語大辞典 「結界石」の意味・読み・例文・類語

けっかい‐せき【結界石】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 寺域外界を示すために建てる石。説戒などの僧事を行なうに当たって、僧の参集を求めるために定めた一定区域を示す石。普通、大界外相または摂僧大界と刻まれる。
  3. 葷酒(くんしゅ)などが寺域内に持ち込まれることを禁じ、僧の修行精進することを促すために、寺の門前に建てられる石柱。「不許葷酒入山門」などと大書される。戒壇石

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android