結界石(読み)けっかいせき

精選版 日本国語大辞典 「結界石」の意味・読み・例文・類語

けっかい‐せき【結界石】

〘名〙 仏語
寺域外界を示すために建てる石。説戒などの僧事を行なうに当たって、僧の参集を求めるために定めた一定区域を示す石。普通、大界外相または摂僧大界と刻まれる。
葷酒(くんしゅ)などが寺域内に持ち込まれることを禁じ、僧の修行精進することを促すために、寺の門前に建てられる石柱。「不許葷酒入山門」などと大書される。戒壇石

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android