東栗山貝塚(読み)ひがしくりやまかいづか

日本歴史地名大系 「東栗山貝塚」の解説

東栗山貝塚
ひがしくりやまかいづか

[現在地名]伊奈村東栗山

小貝こかい川と牛久うしく沼に流入する西谷田にしやた川に挟まれた舌状台地のほぼ中央に所在。台地周辺には数ヵ所に小地点貝塚がみられ、東栗山貝塚と東栗山南貝塚に大別される。昭和四八年(一九七三)住宅建設によって大半が消滅したため、両貝塚の位置を確認できないが、同一四年の発掘調査によれば、いずれもヤマトシジミを主体とする主淡貝塚で、ハイガイカワニナサルボウマガキハマグリ、カワアイ、オキアサリなどの貝類が発見されるが、ヤマトシジミが九五パーセントを占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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