東泉寺(読み)とうせんじ

日本歴史地名大系 「東泉寺」の解説

東泉寺
とうせんじ

[現在地名]豊玉町仁位

清玄せいげん寺の北西にある。宝雲山と号し、天台宗本尊薬師如来。本尊の木造薬師如来坐像(樟材一木造)は平安期の作とされ、木造仏としては島内屈指の古像。元版新訳華厳経所蔵、九〇冊前後のうち七七冊が八〇巻本の華厳経で、うち二一冊の奥書に洪武二七年(一三九四)、六四冊に建文三年(一四〇一)の明年号が墨書される。もと小綱こつな観音寺にあったもので、五部大乗経として県指定文化財。宝徳三年(一四五一)宗盛家は病が治癒したため「東泉寺」に麻六升五合蒔の畠地を寄進、また清玄寺の末寺とした(同年一二月八日「宗盛家寄進状」仁位郷判物写)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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