東津田村(読み)ひがしつだむら

日本歴史地名大系 「東津田村」の解説

東津田村
ひがしつだむら

[現在地名]松江市東津田町・西津田にしつだ二丁目・同三丁目・同一〇丁目・古志原こしばら二丁目など

大橋おおはし川南岸に位置し、東は矢田やだ村、西は森脇もりわき山を境にして西津田村、対岸は島根郡朝酌あさくみ村・西尾にしお村。北部を天神てんじん川、中央部を馬橋まばし川が流れる。郷帳類などには西津田村と合せて津田村とみえる。中世には津田郷に含まれていたとみられる。西津田村からの山陰道は当村の字溜池ためいけ直角に南行、さらに東に転向し一里塚を経て北に向かい矢田村境に続いていた。正保国絵図に津田村がみえる。「雲陽大数録」には東津田とみえ、高一千一一〇石。宝暦一〇年(一七六〇)の東津田村旧記差出帳(田中家文書)では高一千一二〇石余、戸数一三六・人数六九九、牛一五・馬三、舟一九があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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