日本大百科全書(ニッポニカ) 「東浦(町)」の意味・わかりやすい解説
東浦(町)
ひがしうら
愛知県西部、知多郡(ちたぐん)にある町。JR武豊線(たけとよせん)、知多半島道路、国道366号が通じ、商圏は刈谷(かりや)市に属している。1948年(昭和23)町制施行。丘陵地は酪農、ブドウの産地で、近年は住宅化も著しい。低地は干拓新田地が多くかつては米作と知多木綿(もめん)の中心地で、現在は衣浦(きぬうら)湾に面して家具製品工場と自動車関連工場などが立地している。緒川(おがわ)城主水野家の菩提寺(ぼだいじ)乾坤院(けんこんいん)や、国指定史跡の入海(いりみ)貝塚(縄文時代)がある。面積31.14平方キロメートル、人口4万9596(2020)。
[伊藤郷平]
『『東浦町誌』(1968・東浦町)』▽『『新編東浦町誌』全7巻(1998~2004・東浦町)』
[補完資料] |