東門前村(読み)ひがしもんぜんむら

日本歴史地名大系 「東門前村」の解説

東門前村
ひがしもんぜんむら

[現在地名]国府町東門前

荒城あらき川中流右岸にあり、東の上流宮地みやじ村、西は西門前村。もと宮道みやじ(宮地村)の内で、安国あんこく寺の門前にある村ということで宮地村から独立したといわれる(斐太後風土記)。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳では荒木あらき郷に属し、八日町ようかまち・西門前・東門前・いまの四ヵ村を合せて記される。同一八年の郷帳では高二一〇石。元禄検地反歩帳によると吉城郷に属し、高二一八石余、田一五町余・畑二町四反余。「飛騨国中案内」では免五割五分八厘六毛、家数二三(うち百姓二二・門屋一)。寛政一二年(一八〇〇)の村明細帳によると田高二一六石余・畑高二六石余、うち新田高二五石余、反別田一六町六反余・畑三町三反余、家数二七、男八〇・女五八、馬一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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