東香寺(読み)とうこうじ

日本歴史地名大系 「東香寺」の解説

東香寺
とうこうじ

[現在地名]富加町大平賀 老梅

大平おおひら山の山麓、関に抜ける道筋に位置する。老梅山と号し、臨済宗妙心寺派、本尊釈迦如来。開基土岐頼遠・足利尊氏、開山は夢窓国師。正和四年(一三一五)夢窓国師が草庵を結んだのが始まりといわれる(「東香寺中興金嶺東堂行実記」当寺蔵)。火災のため寛文一〇年(一六七〇)金嶺が住職となるまでは史料がなく不詳。ただし関市の新長谷しんちようこく寺所蔵の仏説宝雨経奥書には「賀茂郡老梅山東香禅寺住持比丘願主祖芳」が応永一六年(一四〇九)に書写したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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