杳窕(読み)ようちょう

精選版 日本国語大辞典 「杳窕」の意味・読み・例文・類語

よう‐ちょう エウテウ【杳窕】

〘形動タリ〙 はるかに遠いさま。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉二「心は杳窕(エウテウ)の境に誘はれて、二千年のかなたに引き寄せらるる」 〔杜甫‐白沙渡詩〕

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普及版 字通 「杳窕」の読み・字形・画数・意味

【杳窕】ようちよう(えうてう)

はるかで遠いさま。唐・杜甫〔白沙渡〕詩 差池(しち)として舟楫(しうしふ)を上らせ 杳窕として雲(うんかん)(天の川)に入る

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