松下電子工業(読み)まつしたでんしこうぎょう

百科事典マイペディア 「松下電子工業」の意味・わかりやすい解説

松下電子工業[株]【まつしたでんしこうぎょう】

松下電器産業系の半導体メーカー。1952年松下電器産業とオランダ・フィリップス社の共同出資会社として設立電球真空管ブラウン管トランジスタ等を相次いで生産し,カラーテレビ・ブームとともに急成長を遂げた。しかし,カラーテレビの二重価格・対米ダンピング問題で業績が低迷し,エレクトロニクス産業方向転換。1993年フィリップス社が資本を引き上げ,2001年松下電器産業に吸収合併されて,松下電器産業内の半導体部門(分社)となった。

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世界大百科事典(旧版)内の松下電子工業の言及

【松下電器産業[株]】より

…以降,家電メーカーとしてトップの地位を維持している。52年にはオランダのフィリップス社と技術提携し,半導体生産の松下電子工業(株)を設立した。 55年ころから事業活動は本格化し,多角化,技術革新による数多くの新製品の開発,高水準の新鋭工場の建設などにより,業績は飛躍的に向上した。…

※「松下電子工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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