松尾一郎(読み)マツオ イチロウ

20世紀日本人名事典 「松尾一郎」の解説

松尾 一郎
マツオ イチロウ

昭和・平成期の記録映画作家



生年
昭和4(1929)年2月19日

没年
平成3(1991)年4月29日

出生地
東京都大田区

学歴〔年〕
東京大学法学部〔昭和28年〕卒

主な受賞名〔年〕
ブルーリボン賞〔昭和40年〕「日本の祭」,芸術祭奨励賞〔昭和40年〕「日本の祭」,ニューヨーク国際フィルム・ビデオ・フェスティバル、アート・アンド・ヒューマニティー部門金賞(平元年度)「日本のこころ

経歴
在学中に映画サークルに所属。昭和28年産経新聞社に入り、記者生活5年目に科学映画「イネ一生」のプロデューサー石本統吉に誘われ記録映画の世界へ。33年大型タンカーの建造を記録した「ドックNo.3」で監督デビュー。36年フリーとなり、黒木和雄松本俊夫、東陽一らと「映像芸術の会」を結成、前衛的な記録映画作りを模索する。40年「日本の祭」、平成元年「禅のこころ」など100本を超える記録映画を製作。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾一郎」の解説

松尾一郎 まつお-いちろう

1929-1991 昭和後期-平成時代の映画監督
昭和4年2月19日生まれ。「産業経済新聞」記者をへて,昭和33年日映科学映画の「ドックNo.3」の監督でデビュー。40年「日本の祭」でブルーリボン賞,芸術祭奨励賞。61年「翔べ宇宙へ!」で科学技術庁長官賞。平成3年4月29日死去。62歳。東京出身。東大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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