松崎古墳(読み)まつざきこふん

日本歴史地名大系 「松崎古墳」の解説

松崎古墳
まつざきこふん

[現在地名]宇部市大字藤曲 松崎

厚東ことう川の河口に近い低地へ東から突き出た第三紀層の丘頂(約三〇メートル)にある古墳時代中期円墳

昭和四四年(一九六九)掘り出され、同年二月緊急調査が行われた。

墳丘はその半分近くが取り崩され、全貌を知ることができなかったが、残存部から推して、直径二〇メートル前後の円墳であったと考えられる。内部主体は粘土で封じられた組合箱式石棺で、一部に面取石を用いている。

副葬品は、製鏡三面、鉄刀三口、鉄鏃五本、鉄鎌二、手鎌四、か鉄鏃かの判別が困難な鉄製品四個と琥珀製の大型勾玉一、通常の大きさの滑石製勾玉二、同じ石質の小型勾玉六、小型の碧玉製管玉一四個を検出したが、土器は副葬されていなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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