松平定行の霊(読み)まつだいらさだゆきのれいびよう

日本歴史地名大系 「松平定行の霊」の解説

松平定行の霊
まつだいらさだゆきのれいびよう

常信じようしん寺境内に、松平定行・定政の霊廟がある。定行(一五八七―一六六八)松山における松平家初代藩主。定行の父定勝は徳川家康の異父同母弟。墓碑を安置した霊廟は、円柱を用い入母屋造・本瓦葺・出組三手先で、一部に唐様をあしらっている。江戸時代を代表する霊廟建築として、県指定の有形文化財となっている。

この東側にある松平定政の霊廟は、四注造に向拝のついたきわめて簡素な小建造物である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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