松平武聡(読み)まつだいら たけあきら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平武聡」の解説

松平武聡 まつだいら-たけあきら

1842-1882 幕末-明治時代の大名
天保(てんぽう)13年1月26日生まれ。常陸(ひたち)水戸藩主徳川斉昭(なりあき)の10男。松平武成(たけしげ)の養子となり,弘化(こうか)4年6歳で石見(いわみ)(島根県)浜田藩主松平(越智(おち))家4代。第2次幕長戦争の際,浜田城をうしない美作(みまさか)(岡山県)の領地にうつり,慶応3年鶴田(たずた)藩主となる。2万8000石。明治15年11月7日死去。41歳。

松平武聡 まつだいら-たけさと

まつだいら-たけあきら

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平武聡の言及

【浜田藩】より

…1864年(元治1),66年(慶応2)の長州征伐にあたっては浜田藩は第一線となり,益田で戦ったが敗退し,66年7月18日浜田城は炎上落城した。藩主松平武聡は海路出雲に落ち松江藩を頼ったが,のち飛地の美作国鶴田(たづた)へ移った。浜田藩領は長州の軍政下におかれ,69年(明治2)大森県の管下に入ったが,70年3月浜田県となり,76年4月島根県へ統合された。…

※「松平武聡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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