松木長操(読み)まつきながもち

山川 日本史小辞典 改訂新版 「松木長操」の解説

松木長操
まつきちょうそう

1625~52.5.16

若狭国遠敷(おにゅう)郡新道村庄屋。名は荘左衛門。長操は法名小浜藩の大豆年貢増徴に反対して,領内252カ村が数次にわたって訴願した一揆頭取。投獄された他の惣代たちが屈伏するなか9年間も屈せず訴願を続けた。このため租率は旧に復したが,1652年(承応元)磔刑に処された。江戸後期以降人々によって顕彰されている。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松木長操」の意味・わかりやすい解説

松木長操
まつきながもち

[生]寛永2(1625)
[没]承応1(1652)
江戸時代初期の義民。寛永 17 (1640) 年若狭小浜藩主酒井氏に貢租減額を要求して強訴し,数十回にわたって嘆願した。要求は通ったが,総代筆頭として磔刑にされた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松木長操」の解説

松木長操 まつき-ながもち

松木荘左衛門(まつき-しょうざえもん)

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