松本古墳（読み）まつもとこふん

日本歴史地名大系 「松本古墳」の解説

松本古墳
まつもとこふん

[現在地名]福山市神村町 松本

松永（まつなが）湾に臨み、本郷（ほんごう）川と羽原（はばら）川の中間に南北に延びる緩やかな丘陵先端部にある。帆立貝式の前方後円墳、あるいは二段に築造された円墳とみなされている。県指定史跡。未発掘のため内部主体などの詳細は不明だが、墳丘から円筒埴輪や水鳥の形象埴輪を出土し、葺石も存在し、頂上平坦面に板状の天井石が見られ、竪穴式石室の存在が想定され、古墳中期のものと思われる。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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