松田憲秀(読み)まつだのりひで

改訂新版 世界大百科事典 「松田憲秀」の意味・わかりやすい解説

松田憲秀 (まつだのりひで)
生没年:?-1590(天正18)

安土桃山時代武将。尾張守。松田氏は相模国足柄上郡松田荘から出た武士といわれ,北条早雲の同国小田原城攻略時に服属し,後北条氏重臣に列した。憲秀は1590年(天正18)豊臣秀吉小田原征伐に際し,小田原籠城説を主張し,北条氏政・氏直とともに同城に拠った。しかし長男政尭とともに秀吉方に内応しようとして,6月発覚して捕らえられた。7月小田原開城の際,秀吉の命により自殺
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田憲秀」の解説

松田憲秀 まつだ-のりひで

?-1590 織豊時代の武将。
北条氏直(うじなお)の臣で小田原衆の筆頭。天正(てんしょう)18年豊臣秀吉の小田原来攻の際,籠城(ろうじょう)を主張。のち豊臣方に内応しようとして氏直に捕らえられた。戦後,秀吉の命で同年7月5日切腹。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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