松葉油(読み)まつばゆ

精選版 日本国語大辞典 「松葉油」の意味・読み・例文・類語

まつば‐ゆ【松葉油】

  1. 〘 名詞 〙 松柏類の葉から製する香油ピネンなどを含む。スウェーデン産のものは呼吸器病患者の吸入に用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

化学辞典 第2版 「松葉油」の解説

松葉油
マツバユ
pine needle oil, abies oil

アビエス油,針葉油ともいう.マツ科植物の葉を水蒸気蒸留して得られる精油.わが国では,北海道産のトドマツAbies sachalinensis,エゾマツAbies jezoensisの葉から,シベリアではシベリアモミAbies sibiricaの葉から採油する.無色ないし淡黄色の液体で,快い香気を有する.主成分はα-ピネン,β-ピネン,酢酸l-ボルニル,カンフェンなど.香料せっけん浴剤などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む