新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松鶴家千代若」の解説
松鶴家 千代若
ショカクヤ チヨワカ
- 職業
- 漫才師
- 肩書
- 漫才協団副会長
- 本名
- 安藤 定夫
- 生年月日
- 明治41年 10月25日
- 出生地
- 栃木県
- 経歴
- 13歳の時に浪曲師にあこがれ奉公先を飛び出し大阪に出るが、弟子入りに失敗し、うどん屋で働く。大正12年漫才の定席に出前に通った縁で初代松鶴家千代八に弟子入りした。昭和6年頃妻の千代菊とコンビを組み、音曲漫才で売り出し、以来50年以上第一線で活躍。24年漫才研究会の会員となり、民謡、詩吟、剣舞、三河万歳などの再演につとめる。“もう帰ろうよ”のギャグで人気を集め、民謡の合間に会話をはさむ“民謡漫才”を得意とした。50年漫才師として初めて紫綬褒章を受けた。
- 所属団体
- 落語芸術協会
- 受賞
- 紫綬褒章〔昭和50年〕,勲四等瑞宝章〔昭和58年〕 芸術祭賞(大衆芸能部門奨励賞 第22回 昭42年度),浅草芸能大賞(特別賞 第10回)〔平成5年〕
- 没年月日
- 平成12年 6月15日 (2000年)
- 家族
- 妻=松鶴家 千代菊(漫才師)
- 伝記
- 一芸一談老いてこそ二人で生きたい 桂 米朝 著大山 真人 著(発行元 筑摩書房大和書房 ’07’93発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報