日本歴史地名大系 「板谷内村」の解説 板谷内村いたやうちむら 福島県:福島市旧飯坂町地区板谷内村[現在地名]福島市飯坂町(いいざかまち)東湯野(ひがしゆの)増田(ますだ)村・塩野目(しおのめ)村の南に位置し、伊達郡に属する。東は長倉(ながくら)村(現伊達町)、南は摺上(すりかみ)川を隔てて信夫(しのぶ)郡宮代(みやしろ)村。摺上川の段丘上にあたり、ほぼ平坦地。天文三年(一五三四)四月、伊達稙宗が高成田弥太郎に安堵した瀬上方より購入した無升田のうち「小二段田二段」は当地に比定される(同月二九日「伊達稙宗安堵状案」伊達家文書)。同二二年の晴宗公采地下賜録では、正光寺に湯村のうち「いたや内、さまの助分のこさす」などが、中野常陸介に「板や内雲門庵分中やしき」などが与えられており、当地は湯村に含まれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by