枕辺(読み)マクラベ

デジタル大辞泉 「枕辺」の意味・読み・例文・類語

まくら‐べ【枕辺】

《古くは「まくらへ」とも》枕のあたり。枕もと。

ちん‐ぺん【枕辺】

まくらもと。枕頭

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精選版 日本国語大辞典 「枕辺」の意味・読み・例文・類語

まくら‐べ【枕辺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「まくらへ」とも ) 寝ている人の枕のあたり。まくらもと。⇔後方(あとべ)
    1. [初出の実例]「御枕方(みマクラベ)匍匐(はらば)ひ、御足方(あとべ)に匍匐ひて哭(いざ)ちたまふ時」(出典古事記(712)上(延佳本訓))

ちん‐ぺん【枕辺】

  1. 〘 名詞 〙 まくらの近く。まくらもと。枕頭。
    1. [初出の実例]「夜深苔席松月眠、出洞孤雲到枕辺」(出典:経国集(827)一三・青山歌〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔南史‐顧歓伝〕

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普及版 字通 「枕辺」の読み・字形・画数・意味

【枕辺】ちんぺん

まくらもと。枕頭。唐・権徳輿〔崔山人の草堂に題す〕詩 世人車馬、處を知らず 時に歸雲の枕邊に到る

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