朝日日本歴史人物事典 「林佐野」の解説
林佐野
生年:文政8(1825)
明治期の囲碁棋士。江戸の生まれ。名前は「さの」とも書く。棋院林家の分家林藤三郎養女で,四段まで進んだ。囲碁結社「方円社」の創設(1879)に協力した。初の女流七段(追贈)となった林文子(のちの喜多文子)は養女。江戸後期に至るまで長く衰微していた女流囲碁の伝統を復活させ,後進を育成,現在にいたる礎をつくった。
(谷口牧夫)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
(谷口牧夫)
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