林山八幡宮(読み)かくりんざんはちまんぐう

日本歴史地名大系 「林山八幡宮」の解説

林山八幡宮
かくりんざんはちまんぐう

[現在地名]日原町池村

高津川右岸の下領しもりようにある。祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫命。法人名は八幡宮。旧郷社。中世吉見氏の時代から野々のの郷下領の総鎮守として下領八幡宮と称した。三渡みわたり八幡宮ともいう。明治一三年(一八八〇)の社寺明細帳(日原町立歴史民俗資料館蔵)によると、神主水津家の祖題門太夫が、治暦元年(一〇六五)鎌倉鶴岡八幡宮から勧請し、永享元年(一四二九)津和野三本松さんぼんまつ城主吉見弘信が本殿拝殿・会処・絵馬殿・庫蔵などを造営して累代の氏神として崇敬し、社領五〇石余を寄付した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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