林野神社(読み)はやしのじんじや

日本歴史地名大系 「林野神社」の解説

林野神社
はやしのじんじや

[現在地名]美作朽木

吉野よしの川右岸沿いの朽木くつぎ集落に鎮座祭神は天照大神、相殿として天児屋根神・天穂日神、旧郷社。「東作誌荒木田あらきだ村の項によれば、応神天皇の代に伊勢内宮神主荒木田某によって天照大神を勧請したことから荒木田大明神と称し、寛治年間(一〇八七―九四)大江匡房が美作国に下向した際、天児屋根命・応神天皇・稲荷大明神・天満神を相殿としたことから荒木田五社大明神の神号が付いた。一六世紀前半に美作にも威勢を張った浦上村宗・宗景によって宮殿を再建、大社となるが、天正年間(一五七三―九二)兵火によって焼失

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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