枝手久島(読み)えだてくじま

日本歴史地名大系 「枝手久島」の解説

枝手久島
えだてくじま

焼内やきうち湾の湾頭にある島で、同湾の天然の防波堤となっている。面積五・四五平方キロ。ほぼ中央に烏帽子えぼし(三二二メートル)がある。正保琉球国絵図に「いたてく島 人居なし」とみえ、島北西の「とぐら崎」、南西の「大ひせの崎」、東の「赤崎」を記している。「南島雑話」によれば、宇検の前の伊佐戸波奈礼いざとばなれ(枝手久島)は回り三町で極極の上地面とされ、龍郷たじご(現龍郷町)の龍家が鹿児島藩から褒美をもらうときこの離れ島を永く作地としたい旨を願ったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「枝手久島」の解説

枝手久島

鹿児島県大島郡宇検村、奄美大島の宇検地区の西約1.2kmに位置する無人島地元では「イザトゥバナレ」とも呼ばれる。最高峰烏帽子岳の標高は322m。

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