枯木峠(読み)かれきとうげ

日本歴史地名大系 「枯木峠」の解説

枯木峠
かれきとうげ

水引みずひきの南、枯木山(一七五五・四メートル)の鞍部を越える峠で、「会津風土記間道の項に「枯木越」とみえ、馬は通れなかったが下野高手たかで(現栃木県栗山村)を経て同国今市に通じていた。立岩たていわ郷から下野へ至る最も近い通路であった。この地域が幕府領で会津藩の預地であった寛文三年(一六六三)に古町組山口やまぐち(現南郷村)百姓郡奉行と郷頭の非分を江戸へ訴え、取調の結果処罰された事件があった。百姓たちは当峠を越えて江戸へ出たが、「家世実紀」に「先規留置候間道枯木越を罷通候段、其咎遁無之候」「枯木越脇道を越江戸へ登」とあり、通行禁止の枯木越を通ったことも罪の一つに加えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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