柄山村(読み)がらやまむら

日本歴史地名大系 「柄山村」の解説

柄山村
がらやまむら

[現在地名]伊奈町小室こむろ 小貝戸こがいと

小貝戸村南東、綾瀬川の右岸に位置し、西高東低のなだらかな傾斜地に立地する。江戸時代の領主変遷は小貝戸村に同じ。田園簿では我良山村とあり、田二四石余・畑二七石余。元禄郷帳に柄山村とある。検地は明暦二年(一六五六)に実施されたと伝える(風土記稿)用水は綾瀬川を利用し、同川の藻刈役や川浚役を勤めた(嘉永六年「見沼井筋用水配中御用留」国会図書館蔵)。中山道上尾宿の助郷村で、寛文五年(一六六五)の上尾宿助馬調(「絵図面村々高」田中家文書)では勤高五一石余・役家数二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android