柏伊三郎(読み)カシワ イサブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「柏伊三郎」の解説

柏 伊三郎(2代目)
カシワ イサブロウ


職業
長唄三味線方(歌舞伎)

肩書
柏流家元

本名
三浦 玉貞

別名
前名=柏 要二郎

生年月日
大正5年 3月9日

出生地
東京

経歴
父は笛方望月万蔵。初代伊三郎の門に入り要二郎と名乗った。昭和35年2代柏伊三郎を襲名。尾上菊五郎劇団の邦楽部長として長唄三味線方を務めた。長唄協会理事。

没年月日
昭和51年 5月3日 (1976年)

家族
父=望月 万蔵(笛方)


柏 伊三郎(初代)
カシワ イサブロウ


職業
長唄三味線方

肩書
柏流家元

本名
弓気多

生年月日
明治31年 1月5日

経歴
3代目囃子方住田又七の孫。父は吉住小六。初代柏扇之助の養子となる。養母の吉住小清から長唄の手ほどきを受け、のち5代目杵屋巳太郎に師事し、三味線方として立つ。大正2年6代目尾上菊五郎の弟子分となり、11年立三味線に昇格。柏流家元となり、巳太郎亡き後、市村座の2代目音楽部長を務めた。囃子方を門下に加えたので、柏流は三味線と囃子にわたる流派となった。

没年月日
昭和16年 4月25日 (1941年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「柏伊三郎」の解説

柏 伊三郎(1代目)
カシワ イサブロウ

大正・昭和期の長唄三味線方 柏流家元。



生年
明治31(1898)年1月5日

没年
昭和16(1941)年4月25日

本名
弓気多

経歴
3代目囃子方住田又七の孫。父は吉住小六。初代柏扇之助の養子となる。養母の吉住小清から長唄の手ほどきを受け、のち5代目杵屋巳太郎に師事し、三味線方として立つ。大正2年6代目尾上菊五郎の弟子分となり、11年立三味線に昇格。柏流家元となり、巳太郎亡き後、市村座の2代目音楽部長を務めた。囃子方を門下に加えたので、柏流は三味線と囃子にわたる流派となった。


柏 伊三郎(2代目)
カシワ イサブロウ

昭和期の長唄三味線方(歌舞伎) 柏流家元。



生年
大正5(1916)年3月9日

没年
昭和51(1976)年5月3日

出生地
東京

本名
三浦 玉貞

別名
前名=柏 要二郎

経歴
父は笛方望月万蔵。初代伊三郎の門に入り要二郎と名乗った。昭和35年2代柏伊三郎を襲名。尾上菊五郎劇団の邦楽部長として長唄三味線方を務めた。長唄協会理事。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柏伊三郎」の解説

柏伊三郎(2代) かしわ-いさぶろう

1916-1976 昭和時代の長唄三味線方。
大正5年3月9日生まれ。柏派家元。初代柏伊三郎の門弟。昭和35年2代伊三郎を襲名し,菊五郎劇団の邦楽部長として活躍した。昭和51年5月3日死去。60歳。東京出身。本名は三浦玉貞。前名は要二郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の柏伊三郎の言及

【高杯】より

…作詞久松一声。作曲柏伊三郎。菊五郎が当時流行し始めたタップダンスに着想を得て,下駄ばきの拍子で踊る奇抜な作品を作った。…

※「柏伊三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android