柔和忍辱(読み)ニュウワニンニク

デジタル大辞泉 「柔和忍辱」の意味・読み・例文・類語

にゅうわ‐にんにく〔ニウワ‐〕【柔和忍辱】

仏法に従い、心やさしく、侮辱迫害にも耐え忍ぶこと。
「―のかたちし、慈悲を先となす」〈太平記一二

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精選版 日本国語大辞典 「柔和忍辱」の意味・読み・例文・類語

にゅうわ‐にんにくニウワ‥【柔和忍辱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 仏語。仏の教えに帰依し、その教えを心として柔順温和で、外からの恥辱危害によくたえ忍ぶこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其摂受者、柔和忍辱(ニウワニンニク)之貌を作し」(出典:太平記(14C後)一二)
    2. [その他の文献]〔法華経‐法師品〕

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