柳原白〓(読み)やなぎはらびゃくれん

改訂新版 世界大百科事典 「柳原白〓」の意味・わかりやすい解説

柳原白 (やなぎはらびゃくれん)
生没年:1885-1967(明治18-昭和42)

歌人。東京生れ。本名燁子(あきこ)。柳原前光の次女。叔母愛子(なるこ)は大正天皇の母。東洋英和女学校卒。北小路資武と離婚して九州の炭鉱王伊藤伝右衛門に再嫁。豪華奢侈(しやし)な暮しぶりで〈筑紫女王〉と称されたが,1921年社会運動家宮崎竜介との恋愛,結婚で世上をにぎわした。短歌佐佐木信綱師事,情熱的歌人と評され35年より歌誌《ことたま》主宰戦後,愛児香織の戦死を悼み〈国際悲母の会〉結成
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 塩田

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android