日本の小説家。1973年、大阪府生まれ。97年に大阪府立大学を卒業後、機械メーカーに勤務。99年、短編「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が雑誌「文藝」(河出書房新社)の別冊に掲載され文壇デビュー。2000年『きょうのできごと』(河出書房新社)で単行本デビューし、同作は04年に「きょうのできごと a day on the planet」(行定勲監督)として映画化された。06年に発表した『その街の今は』(新潮社)が第136回芥川賞候補となり、第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第23回織田作之助賞大賞、06年度咲くやこの花賞を受賞し、関西テレビでテレビドラマ化もされた。07年の『主題歌』(講談社)、10年の『ハルツームにわたしはいない』(新潮社)の両作も芥川賞候補となる。10年『寝ても覚めても』(河出書房新社)で第32回野間文芸新人賞受賞。14年7月、「春の庭」(雑誌「文学界」に発表)で第151回芥川賞を受賞した。