日本歴史地名大系 「柴目村」の解説 柴目村しばめむら 和歌山県:海草郡野上町柴目村[現在地名]野上町柴目小野(おの)村の北、丸(まる)山(三五三・八メートル)北側の山中の村で、北西の長谷(ながたに)村から入った高野街道が東南の鳥居(とりい)峠を越えて真国(まくに)川沿いに延びる。「続風土記」は「柴目の名義詳かならす、按するに芝免の転訛ならん、此地山間にて税軽く芝草の免の地なりしなるへし」と記す。承久二年(一二二〇)一二月日付の石清水八幡宮検校祐清譲状(石清水文書)に「同(南殿)女子得寿姫令譲所々」の一つとして「紀伊国 小川 柴目 七重山 鉾立 長谷村等」とあり、山城石清水(いわしみず)八幡宮領であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by