柿崎欽吾(読み)カキザキ キンゴ

20世紀日本人名事典 「柿崎欽吾」の解説

柿崎 欽吾
カキザキ キンゴ

明治・大正期の弁護士 大阪弁護士会会長。



生年
文久3年1月(1863年)

没年
大正13(1924)年12月30日

出生地
駿河国沼津(静岡県沼津市)

旧姓(旧名)
田所

学歴〔年〕
帝国大学法科大学英法科〔明治21年〕卒

経歴
沼津藩士の子として生まれる。同人社・大学予備門を経て、明治21年に帝国大学法科大学英法科を卒業し、大阪始審裁判所の判事補となった。その傍ら、関西法律学校(のちの関西大学)講師として国際法を講じた。24年に退官して弁護士を開業。以来、大阪法曹界の有力者として大阪府議・大阪市議・大阪商業会議所特別議員などを歴任し、42年には大阪弁護士会会長に就任。また、関西法律学校の理事監事・専務理事としても活躍し、大正11年には念願であった同校の大学昇格を実現させた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柿崎欽吾」の解説

柿崎欽吾 かきざき-きんご

1863-1924 明治-大正時代の弁護士。
文久3年1月生まれ。明治21年大阪始審裁判所判事補となる。24年退職,弁護士を開業。大阪市会議員,府会議員もつとめた。大阪弁護士会長。大正13年12月30日死去。62歳。駿河(するが)(静岡県)出身。帝国大学卒。旧姓は田所。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android