栃ノ海晃嘉(読み)トチノウミテルヨシ

デジタル大辞泉 「栃ノ海晃嘉」の意味・読み・例文・類語

とちのうみ‐てるよし【栃ノ海晃嘉】

[1938~2021]力士。第49代横綱。青森県出身。本名、花田茂広。優勝3回。引退後、年寄中立なかだちを経て春日野襲名。→第48代横綱大鵬たいほう →第50代横綱佐田の山

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知恵蔵mini 「栃ノ海晃嘉」の解説

栃ノ海晃嘉

元大相撲力士、第49代横綱。1938年3月13日、青森県南津軽郡生まれ。本名、花田茂廣(しげひろ)。55年に初土俵を踏み、61年に初入幕、64年に横綱昇進を果たす。身長177センチメートル、体重110キログラムと小兵ながら、立ち上がりから相手の懐に飛び込むスピード相撲と多彩な技で、当時活躍していた横綱大鵬、柏戸などの大型力士と拮抗した。怪我のため、66年に引退を表明。幕内成績は40場所で優勝3回、315勝181敗104休。敢闘賞を1回、技能賞を6回受賞した。90年には先代親方死去にともない春日野部屋を継承。親方として後進の指導にあたるほか、巡業部長も務めるなど、相撲協会にも貢献した。2021年1月29日に82歳で死去し、明治以降生まれでは最も長生きした横綱となった(同年時点)。

(2021-2-4)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栃ノ海晃嘉」の解説

栃ノ海晃嘉 とちのうみ-てるよし

1938- 昭和時代後期の力士。
昭和13年3月13日生まれ。昭和30年春日野部屋に入門。35年入幕。177cm,110kgと軽量ながら,速攻と多彩な技で37年大関。39年49代横綱となる。椎間板ヘルニアになやまされ,41年引退。優勝3回。年寄中立をへて,春日野を襲名。青森県出身。弘前商卒。本名は花田茂広。

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