デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栄海」の解説 栄海 えいかい 1278-1347 鎌倉-南北朝時代の僧。弘安(こうあん)元年生まれ。真言宗。勧修寺(かじゅうじ)慈尊院の聖済(しょうぜい)から灌頂(かんじょう)をうける。同院をつぎ,のち神護寺別当などをへて,康永4=興国6年東寺長者となる。後醍醐(ごだいご)天皇の帰依(きえ)をうけ,灌頂印可をさずけた。貞和(じょうわ)3=正平(しょうへい)2年8月16日死去。70歳。俗姓は藤原。通称は慈尊院僧正,民部卿僧正。法名は「ようかい」ともよむ。著作に「儼避羅鈔(げんぴらしょう)」など。 栄海 ようかい ⇒えいかい 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「栄海」の解説 栄海 没年:貞和3/正平2.8.16(1347.9.21) 生年:弘安1(1278) 南北朝期の真言宗の僧。「ようかい」ともいう。藤原俊業の子。後醍醐天皇の帰依あつく,その国師として灌頂印可を授けたことで有名。醍醐寺に密教を修学。慈尊院,随心院,神護寺などを経て,貞和1/興国6(1345)年東寺長者。弟子に杲宝がいる。 (正木晃) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報