六訂版 家庭医学大全科 「栄養失調症」の解説
栄養失調症
(子どもの病気)
食べ物が余って捨てるほど豊かな現代では、肥満や成人病が問題になることが多く、栄養失調症とは無縁かと思われがちですが、そうではありません。
たとえば、アトピー性皮膚炎の治療のために、母親が神経質になりすぎて過度の食事制限をしたり、民間療法に頼りすぎて乳児が栄養失調症になる場合があります。また近年、
乳児が低栄養状態になると抵抗力が低下して、重症な感染症にかかりやすくなります。医療機関を受診した時には手遅れだったということも少なくありません。
年長児、とくに女児では、極端なダイエットや神経性食思不振症(
このように、核家族化や孤立した養育環境などのもたらす不適切な子育てや、情報
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報