栗沢町(読み)くりさわちよう

日本歴史地名大系 「栗沢町」の解説

栗沢町
くりさわちよう

面積:一七九・八七平方キロ

空知支庁管内南部に位置する空知郡の町。昭和二四年(一九四九)栗沢村が町制を施行して成立。北は幌向ほろむい川を隔てて岩見沢市、東は夕張山地支脈分水嶺を境に夕張市、南はクッタリ山系の分水嶺と夕張川を境に夕張郡栗山くりやま町・長沼ながぬま町、西は幌向原野の区画線をもって南幌なんぽろ町・江別市と接する。東北に細長い町域を南北に縦貫する国道二三四号を境に、東は標高が高く西は低い東高西低の地形である。南端の夕張川は西流し、南幌町を経て江別市で石狩川に注ぐ。気候は比較的温暖で、平均気温は一月が零下七・六度、八月は摂氏二三度。町域中央をJR室蘭本線と国道二三四号が並走し、南北中央部に栗沢駅があり、市街地が形成されている(栗沢町史)。明治二年(一八六九)八月の国郡画定により石狩国空知郡に所属し、伊達邦直・伊達広高・亘理胤元の分領支配を経て、同四年開拓使の直轄となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報