株主資本配当率(読み)カブヌシシホンハイトウリツ(その他表記)dividend on equity ratio

関連語 DOE

知恵蔵 「株主資本配当率」の解説

株主資本配当率

年間配当金総額の株主資本に対する割合。配当水準を測る指標としては、純利益に対する配当額の割合を示す配当性向が用いられることが多い。しかし、純利益は年度間の変動が大きいことから、金額的に安定した株主資本を基準にすることで、投資家に長期的に安定した配当水準を示すことを目的として用いられる。経営目標として具体的な数値を示す企業も出てきている。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

株式公開用語辞典 「株主資本配当率」の解説

株主資本配当率

年間の配当総額を株主資本で割って算出する指標のこと。株主の本来持分である株主資本に対して、株式会社がどの程度、利益配分による配当を回しているかを示すもので、配当性向とともに株主還元状況を示す指標の一つである。株主資本配当率は、配当性向と株主資本利益率(ROE)を掛けても算出できる。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android