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核多角体病 かくたかくたいびょう nuclear polyhedrosis

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世界大百科事典 第2版の解説

かくたかくたいびょう【核多角体病 nuclear polyhedrosis】

昆虫のウイルス病群の一つで,カイコなど主に鱗翅目昆虫に発生する。病原ウイルスは長さ250~350nm,幅40~60nmの杆(かん)状粒子で,通常粒子は束になって共通の外膜に包まれている。核酸は複鎖DNAである。血球,気管皮膜,脂肪組織,真皮など多くの組織を侵し,細胞核で増殖し,最終的に多角体といわれるタンパク性の封入体(直径2~4μm)を形成して多くのウイルスはその中に埋めこまれる。感染末期には組織が崩壊し,多角体が血液中に遊離する結果,血液は乳白色の膿汁状になる。

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