根村(読み)かずらねむら

日本歴史地名大系 「根村」の解説

根村
かずらねむら

[現在地名]山崎町葛根

千種ちくさ川の支流志文しぶみ川の上流左岸に位置し、東は塩田しおた村・青木あおき村。慶長国絵図に「桂根村」とみえる。初め姫路藩領、慶長一八年(一六一三)備前岡山藩領(「寛政重修諸家譜」など)、元和元年(一六一五)山崎藩領(「寛文朱印留」など)、延宝六年(一六七八)幕府領岡山藩預地、同七年幕府領になったといわれ、享保元年(一七一六)安志藩領となり(延享三年「小笠原長逵知行目録」小笠原家文書など)幕末に至る。


根村
ねむら

[現在地名]美並村上田かみた 根村

長良川右岸にあり、南下流は繁在はんざい村。慶長郷帳にね井村とあり、高一二〇石。元和二年(一六一六)村高領知改帳では「ねむら村」とある。正保郷帳では禰村とあり、田方三三石余・畑方一〇七石余。寛文四年(一六六四)の遠藤常友大坂御加番の人足書(郡上郡史)には新中間根村次郎助・九助がみえる。宝暦六年(一七五六)の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)は家数三二(水呑三)、年貢米四八石余、上野新田高一〇石余、御林一ヵ所などを記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android