桂円枝(読み)カツラ エンシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂円枝」の解説

桂 円枝(2代目)
カツラ エンシ


職業
落語家

本名
永岡 辰之助

別名
前名=桂 枝三郎,桂 後八,桂 文福,桂 燕枝(2代目)

生年月日
明治13年 3月27日

経歴
3代目桂文枝の門下で枝三郎と名乗る。日露戦争従軍。所属した後備八連隊の名をとって後八と改名。明治39年高座に復帰。一時桂派を離れ円頂派に加入するが、41年春文福と改名して桂派に復帰する。45年2代目燕枝を襲名したが、談州楼燕枝が来阪した際に表記を円枝と改めた。桂派本流の正統なケレン味のない芸風で「夢八」「駱駝」などを得意とし、落語通には根強い人気があった。欲のない芸人晩年まで吉本に属し、漫才主流の寄席に出演した。

没年月日
昭和19年 9月24日 (1944年)

家族
父=笑福亭 鶴八,息子=中村 雁之丞(関西歌舞伎)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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