桃津村(読み)ももづむら

日本歴史地名大系 「桃津村」の解説

桃津村
ももづむら

[現在地名]三木市細川町桃津ほそかわちようももづ

美嚢みの川を境に金屋かなや村の東に位置する。中世は細川庄に属した。慶長国絵図に村名がみえる。江戸時代の領主の変遷は大柿おおがき村と同じ。正保郷帳では田方二八七石余・畑方二五石余。元禄郷帳では高三一〇石余。以後幕末まで村高は変わらない。明治一四年(一八八一)の戸数三四・人口一六七(地種便覧)大日だいにち神社、曹洞宗大雄だいゆう寺がある。同寺は建暦元年(一二一一)慈鎮の草創と伝える。その後焼失したが、永正八年(一五一一)冷泉政為が冷泉家の菩提寺として再建、三木雲龍うんりゆう寺五世釣巌を招請して中興開山とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android