案上官幣(読み)あんじょうかんぺい

精選版 日本国語大辞典 「案上官幣」の意味・読み・例文・類語

あんじょう‐かんぺいアンジャウクヮンペイ【案上官幣】

  1. 〘 名詞 〙 祈年祭(としごいのまつり)新嘗祭(にいなめのまつり)月次祭(つきなみのまつり)などの時に、神祇官(じんぎかん)社格の高い大社の幣帛(へいはく)案上に置いて奉ること。また、その社。案上。案上幣。⇔案下官幣(あんげかんぺい)
    1. [初出の実例]「祈年祭神三千一百三十二座、大四百九十二座〈三百四座案上官幣一百八十八座国司所祭〉」(出典延喜式(927)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android