日本歴史地名大系 「桐生道・古戸道」の解説 桐生道・古戸道きりゆうみち・ふつとみち 群馬県:太田市桐生道・古戸道境野(さかいの)村(現桐生市)で足利街道より分れ、松原(まつばら)渡(現桐生市)で渡良瀬川を渡り右岸沿いに八王子(はちおうじ)丘陵東麓を南下して丸山(まるやま)宿で伊勢崎、足利(現栃木県足利市)を結ぶ道と交わり、日光例幣使街道太田宿から古戸渡に至る南北路で、同渡で利根川を越え武蔵国幡羅(はたら)郡妻沼(めぬま)村(現埼玉県大里郡妻沼町)に入り、中山道熊谷(くまがや)宿(現同県熊谷市)を経て江戸へ通じる。境野村より太田宿までを桐生道(現国道一二二号)、同宿より古戸渡までを古戸道(現国道四〇七号)とよんだが、桐生道は母衣輪(ほろわ)道、古戸道は武州では新田(につた)往還ともよばれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報