日本歴史地名大系 「桐畑村」の解説 桐畑村きりはたむら 石川県:鳳至郡柳田村桐畑村[現在地名]柳田村桐畑小間生(おもう)村の東の谷を登った山間にあり、東は珠洲(すず)郡。周辺は木地師の生産の舞台で、村名は木地畑からとする説がある。宝立(ほうりゆう)山の前山地帯にあるため、宝立山にちなむ伝説が残る。また享禄の錯乱の際能登に逃れた波佐谷松岡(はさだにしようこう)寺が一時当地に潜伏したと伝え、通称坊(ぼう)ヶ寺(でら)は当時の寺跡といわれる。正保郷帳では小間生村・切畑(きりはた)村として一括して高付される。承応三年(一六五四)の村御印では高三六石余、免四ツ一分(能登奥両郡収納帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by