ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桐竹鳳凰文」の意味・わかりやすい解説 桐竹鳳凰文きりたけほうおうもん 吉祥文の一種で桐と竹に鳳凰を配した文様。聖者の出現を告げるという霊鳥の鳳凰が梧桐にすみ,竹の実を食するという中国の故事によるもの。日本では平安時代以後用いられ,天皇の御服である黄櫨染 (こうろぜん) の袍 (ほう) に麒麟文を組合せて表わしている。奈良,手向山神社蔵の『蒔絵瓶子』 (重文) はすぐれた遺例。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by