桜池院(読み)ようちいん

日本歴史地名大系 「桜池院」の解説

桜池院
ようちいん

[現在地名]高野町高野山

壇上伽藍の中門跡の向い側、大門だいもん通に面する。本尊阿弥陀如来別格本山。寺伝によれば白河天皇の第四皇子高野御室覚法親王の開基で、六二代高野山検校恵深日心房の中興という。陽智院(文明五年諸院家帳)・養智院(「高野山検校帳」又続宝簡集)などとも書かれた。桜池とされたのは、後嵯峨上皇が高野山参詣のとき当院を訪れて「桜咲木の間もくれる月影に心もすめる庭の池水」と詠んだことによるという(高野山通念集)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む