桜田善右衛門町(読み)さくらだぜんえもんちよう

日本歴史地名大系 「桜田善右衛門町」の解説

桜田善右衛門町
さくらだぜんえもんちよう

[現在地名]港区西新橋にししんばし一丁目

幸橋さいわいばし御門外南西に位置する町屋。北は本郷ほんごう六丁目代地、東は桜田伏見さくらだふしみ町、南は同久保くぼ町切地・同伏見町切地、西は同久保町。町名元禄(一六八八―一七〇四)の頃まで善右衛門という者が名主を勤めていたことに由来するという。桜田七ヵ町の一町で、延宝年間(一六七三―八一)の図では堀端あたらシ橋東側、桜田伏見町の西側、通りを隔てて同久保町の東側に町名がみえ、この頃は片側町であった(沿革図書)。町内の間数は京間で八四間余。東西は北方京間二〇間余・南方同一〇間、南北は東方同四五間余・西方同三九間余、八四四坪余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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