桜田常久(読み)サクラダツネヒサ

デジタル大辞泉 「桜田常久」の意味・読み・例文・類語

さくらだ‐つねひさ【桜田常久】

[1897~1980]小説家大阪の生まれ。「平賀源内」で芥川賞受賞。他に「探求者」、伝記小説「安藤昌益しょうえき」「画狂人北斎ほくさい」など。

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20世紀日本人名事典 「桜田常久」の解説

桜田 常久
サクラダ ツネヒサ

昭和期の小説家,歴史家



生年
明治30(1897)年1月20日

没年
昭和55(1980)年3月25日

出生地
大阪市

出身地
熊本県(本籍)

別名
筆名=並木 宋之介

学歴〔年〕
東京帝大独文科〔大正12年〕卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第12回)〔昭和15年〕「平賀源内」

経歴
在学中同人雑誌に関係し、戯作関心を抱く。昭和15年歴史小説薤露の章」が芥川賞候補となったのち、「平賀源内」で第12回芥川賞受賞。ほかに「探求者」「安藤昌益」「画狂人北斎」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜田常久」の解説

桜田常久 さくらだ-つねひさ

1897-1980 昭和時代の小説家。
明治30年1月20日生まれ。歴史小説「薤露(かいろ)の章」で注目され,昭和16年「平賀源内」で芥川賞。戦後は伝記小説「安藤昌益」「画狂人北斎」などを発表した。昭和55年3月25日死去。83歳。大阪出身。東京帝大卒。

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