梅津はぎ子(読み)ウメヅ ハギコ

20世紀日本人名事典 「梅津はぎ子」の解説

梅津 はぎ子
ウメヅ ハギコ

大正・昭和期の社会運動家



生年
明治37(1904)年4月22日

没年
平成1(1989)年10月8日

出生地
高知県高岡郡高岡町(現・土佐市)

旧姓(旧名)
中平

学歴〔年〕
小学校卒

経歴
小学校卒業後農家へ女中奉公に出されるが、大正10年上京し、横浜の富士紡績女工となる。13年川崎工場のストライキビラをまいて検挙。その後婦人労働家として活躍し、昭和3年の3.15事件でも検挙される。その後も2度にわたって検挙されたが、のちに救援会の活動に専念した。21年共産党に入党し、世田谷地区の婦人運動推進

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梅津はぎ子」の解説

梅津はぎ子 うめづ-はぎこ

1904-1989 大正-昭和時代の社会運動家。
明治37年4月22日生まれ。大正10年富士紡績に女子工員として入社,14年保土ケ谷工場の争議指導。翌年横浜メーデーで女子労働者を代表して挨拶(あいさつ)。昭和3年三・一五事件で検挙される。戦後,共産党に入党し,東京都世田谷区にはじまる米よこせデモに参加した。平成元年10月8日死去。85歳。高知県出身。旧姓は中平。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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