梅田しん うめだ-しん
1827-1855 幕末,梅田雲浜(うんぴん)の妻。
文政10年生まれ。上原立斎の娘。18歳のとき結婚。夫の尊攘(そんじょう)活動をささえる。赤貧のなかで2児をのこして安政2年3月2日病死した。29歳。雲浜はその貧困のありさまを詩で「妻は病床に臥し,児は飢えに泣く」とよんだ。近江(おうみ)(滋賀県)出身。本姓は上原。名は信子ともいう。
【格言など】樵りおきし軒のつま木も焚きはてゝ拾ふ木の葉のつもる間ぞなき(赤貧のなかでよんだ歌)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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